原作者の「作品」といえるのは、原作にあるシーンと時間軸だけ。原作が描かない「隙間」のシーンや、原作の「後の物語」を作る「二次創作」が、わたしは好きだし、
二次創作で付け加えられたシーンや時間軸のなかで、誰かが誰かを好きになることだって、あると思ってる。
とくにキルラキルは、二人のヒロインが、とても寂しがりやだったから、一人のまま生きてほしくないという(私の)願望があったし。
成し遂げたことがデカくてヤバかったから、何も知らない人を生涯のパートナーに選ぶのは難しいだろうな、ってのは、かなり強く思うんで。
そういう話を書いた。
犬牟田と蛇崩もそういう感じ。二人とも、「きっかけ」を重ねて背を押されないと、カップルにはならないだろうけど。なってしまえば、きっといいカップルになると思う。
あと……、苛マコはな。
以前にも書いたことがあるのだけれど。
アニメ作品は、脚本家だけのものじゃない。脚本家が「俺はそんなつもりはなかった」と公言していても、絵を描いた人が同じ意見とは限らないし、脚本と絵と全部まとめて仕上がったものが「作品」なわけで。
24話エンディング、蟇郡が持っていた花が何に見えたか、私は私が「こう見えた」とおりに書いています。
「お前の書くキルラキルキャラは、全然らしくない」
という方もあるだろうけど、それは私が(残念ながら)「下手」だからであって、「意図したもの」ではない。
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違う世界にキャラを移すタイプの二次創作に、すぐれた作品がたくさんあることを承知のうえで、それでもなお、「オリジナルでやればいいのになぁ」とは思ってしまうのは、本音。
二次創作は長い目で見たら、作り手の掌の内には残らない。それに引き換え、オリジナルは、なんの忌憚もなく「これが私の作り上げたものです」って言える。
わたしはもともとオリジナルでやってた人だから。もっとみんなオリジナル書いて/描いてほしいなぁ、とは思う^^ ウェブ上のオリジナルは数が多すぎて、好みの作品に出会うまでが大変。二次創作で知り合った人の作品なら、読んでみたい。
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RTした意見については、すみからすみまで全面賛成してるというわけでもなくて。おおまかには賛同していても、ニュアンスの違いはそれなりにあるので。自分の言葉で書き直してみると、まぁ、こんな感じ。
あ、あと、私は「物語の力」というものを
変態的に愛しているので。1枚絵に関しては、特徴をとらえたケモ化/擬人化、性別変換など、ほぼなんでも抵抗なく見られるんだけれども、ストーリーマンガになったとたんに、「オリジナルでやればいいのに」病が首をもたげます。
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どれもこれも、私の個人嗜好/指向の話。個人の「シュミ」を書くのがTwitterや、ブログだと思ってる。
私が自分の「好み」の話をするのは私の自由。ただ「こういう種類の二次創作を書くな」とは言ってない。これは、断言しとく。
私の嗜好外の話を書く人は、私の書く話は嗜好外だろうし、そんな話を書く人間に何を言われても、平気なはず、という前提で書いてる。
何度も書いてるけど、この手の話題が目の前に流れるのがイヤな人は、リムなりブロなりご自由に。