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【自作語り】お嬢様と武術【うぜぇ】

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【自作語り】お嬢様と武術【うぜぇ】


 Twitterで「皐月さまは世俗をご存知ないお姫様」的なイメージを見かけまして。

 うちの皐月さまが、わりと何でも知ってる感じなので、
「ほー、こんなにギャップがあるもんだ」
 と、思ったことであります。

※これはあくまで二次創作の作り手同士の「ほー」という話であって、どちらが正しいというものではないので、あしからず。


 25話未視聴なんで、いささか不安ですが、その前までのところ限定で、うちの皐月さまのイメージがいったいどこから出てきたのか、書いてみようと思いました。


 ご実家に帰るにもヘリコプターを動かしてしまう皐月さまですから、学校と自宅の行き帰りは当然、運転手つきの車でしょう。
 これまで通学あそばした学校の中では、輪廻堂中学が多少荒れていますが、しょせん中学ですし、無自覚に学校と自宅を行き帰りしている「だけ」なら、いわゆる「世間」を知る隙はほとんどないと思います。

 揃は、優秀な執事ではありますが。結果論ですけど、「世界を救おうとする女の子」に他の道を示してあげられなかった、たとえば他の大人と協力する方法論を示せなかった大人です。皐月さまに(揃の側から)「世俗を教えてあげる」発想は、あんまり感じられません。

 じゃ、皐月さまは、学校と、揃と伊織のいる自宅(屋敷)しか知らない、箱入り娘なのか?



«9話
中1皐月さま
正眼の構え
 
 たった1点、齟齬を感じるのが、「武術」なんです。

 私は剣道・剣技のことは全くわかりませんが、皐月さまの剣の持ち方や振るい方は、他の作品から見て、特段ユニークなところを感じません。
 つまり、独学ではなくて、武道については、何らかの「師」がいるのではないか? 揃以外で、皐月に(精神的に)親しい大人がいたのではないか?

 この師が、自宅に呼ばれる家庭教師的な形態か、自宅の外の道場かは、なんともいえないんですが。
 母を倒そうという野心をもった皐月が「自宅に武道の教師を呼ぶ」のは、(私は)危なすぎる気がしました。つまり、外部に教師がいただろうと。

 「外部の大人」が「学校と自宅しか知らない箱入り娘」と接点があったら、「貴女は世間知らずだ」という指摘は、なんらかのレベルで入ってくると思うんですね。

 「世界を救おうとする女の子」が、「貴女は世間を知らない」=世界を知らない、と言われたら、環境がどうあろうが、必死になって「世間=世界」を学ぼうとするんじゃないか。
 揃は、皐月が求めれば応じるタイプなので。たとえば皐月がお忍びで外出しても、邪魔はしないだろうと思います。輪廻堂中学に通ったこと自体、「世間を知りたい(知るべき)」という自覚の一環ではないでしょうか。
(ついでに1行、書いておくと、情報収集&立案担当である犬牟田が、「ただのPCオタク」ではなく「株ができる=世間の情勢が読める」ってのもポイント)

 世界をきちんと弁えた女の子が、世界に対して「罪」を犯した。というのと。
 何も知らないお姫様が、世界に対して「罪」を犯した。というのでは。
 罪の自覚の深さが、変わって来ます。謝罪シーンの重さも、変わると思います。

 なお、高校3年時点では「師」は影も形も見えません。これまでのどこかの時点で、なんらかの形で、失ったんだと思います。
 二次創作で「師」に触れる際に、喪ったという展開と、巻き込まないために決裂しちゃったという展開ですごく迷ったんですが。
 結局安易に(←自覚はあるw)、殺しました^^; →「山あいの花のごとくに咲く君の」

 うちの二次創作は、伊織の両親、皐月の武道の師、ばんばん人が死にます。父と妹以外にも、たくさんの物を失った上で、四天王も、伊織も、本能字学園生徒も生徒家族も巻き込む、あのクーデター像が出てきたんじゃないか? と考えたからです。
 多くの犠牲を前提にしても、クーデター準備の手を止めないのは、「母と刺し違えて死に、己が死をもって謝す」という決意(「水杯」参照)が前提だったのではないか?と。
 ところが、最終的に、羅暁を追い詰めるのは、皐月ではなく、死んだはずの妹。皐月は生き残り、でも彼女が過剰に罪悪感を表に出したら(精神的にも、司法面でも)、四天王も共犯者として巻き込まれてしまう。

 ……というのが、うちの「After24話」観、だったんですがねw

 さて、25話は、どうくるのか。(未視聴です^^ 25話みて全く違ったら、「うへーい」と言おうという、まぞ)

※画像は、「引用」の範囲で使用しています。

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